よくよく思うことなのだが、オージーはやっぱりレイジーだ。
最もそれが分かるのが工事業者。時間通りに来ないというだけでなく、サービスは割りと適当だしその場に合わせた施工をしてくれないこともある。終わる時間は早く18時過ぎるとつかまらない。
でもまあそれなりにゆったりやっているので慣れてくれば、そんなものかと特に不満にも思わない。
違和感を感じるのはそんなゆるい文化をつかう日本人。
時間に遅れても、仕事が雑でも、礼儀がなくてもここはオーストラリアだからと平気でいる。
ここメルボルンで働く中でも多くそういった人を見てきた。
「オーストラリアだから少しルーズで良いや」または「オーストラリア人はそんな風にしないしないから」というような理由で態度がどんどん悪くなっていく。
勘違いしているのはオーストラリア人はそんな彼らを見ても自分と同様にオーストラリア人だ、とは思わないということ。
人種差別的なことではなく、実際にアジア人で片言の英語を話していてたら外国から来ていると思うのが普通。
そんな彼らが、しかも世界で有数の礼儀正しい国として知られる日本人が(オージーは日本人かどうか大体英語で分かる)大して礼儀ただしくなかったら。そこには失望しかない。
その点を誤解している日本人が多い。アクティブになるのはいい事だし、自分から積極的にという姿勢にも大賛成だが、なぜか礼儀までわきまえなくなる。
逆にきっちり礼儀をつかって接すれば(日本でするように)とても好感を持ってもらえるし、大体良いイメージを保ったまま人間関係を築ける。どこの国に居ても同じことだが。