ワーホリなんだし遊んでんやりたい事やっていい。
ワーキングホリデーはお金がかからないビザで海外で生活してみたいという人には最適。オーストラリアでは来年からワーホリビザの取得年齢が35歳まで引きあがる事が決まった。
人生一度きり、一回ぐらい海外で生活してみたい。そんな気持ちでワーホリにトライする人も多いはず。
働いて、遊んで、オーストラリアラウンドして、英語学んで、ほかの国にも行ってそういう願いをもって給料の良いオーストラリアに来る人も非常に多い。
自分がやりたい事に挑戦することは非常に大事なこと。よく言う直感に従ってとか、心の声に従ってとか。
しかし、そんな延長で仕事もお金が稼げるところにということでどんどんルーズになっていく。
何も言わずにいなくなったり、遊びの予定を優先してシフトをすっぽかしてそのまま逃げたり。今までそんなワーホリメーカーをたくさん見てきた。
本当にそれがいいことなのだろうか。
確かに心の声に従ってやりたい事をやるのは良いことかもしれない。だからといって無責任な行動は許されるものではないだろう。
日本の様に厳しくないし、気分はバイト感覚なので責任感が持てないのは仕方ないのか。
もしくはそういう行動をするワーホリメーカーは日本でも同じようなことをしてきたのか。
いずれにせよ、多文化や英語、旅をしていろいろ経験する前に、人としてケジメをつけなければならない場面がある。
そのことを軽視して自由を謳歌することがすべてになっている人たちほど、海外に移住したがる。
これまた海外に移住することが悪いわけではなく、彼らの言うやりたい事というのは結局のところ甘えとか逃げてるだけという事だ。
以前うさぎの友人がこんな事を言っていた。
「今更日本に帰ってもやること(仕事)がない」
その友人はカラオケバーでずっと働いてきた女の子で、結構お金も稼いでいた。
結局、彼女はお金を作ることができたが仕事を通して何も得ることができなかった。当然日本に帰ってもやれる事はないだろう。あるとしても日本でやってきたことの延長をまた最初から始めるのがやっとといったところか。
ちなみに彼女はオージーのボーイフレンドがいるので私は一つだけ彼女にアドバイスした。それは死んでもその人と離れるな、という事。彼女はその彼に養ってもらはないともはや何もできないだろう。
虚しく思うのは、夢を追ってやってきたオーストラリアで夢に喰われたという事だ。
やりたいことを追うばかり、やり遂げたいことを見失う。
みんなで飲んで騒いで宴会をしたい、遊びたい、旅行したい、それは結構。
しかし、旅や遊びに達成感はほとんどない。ワーキングホリデーというゆったりと過ごせる時間の中で、多くの人と語り合いやり遂げたい事は何か心の声に耳を澄ませることも必要ではないだろうか。
picture form:www.work-n-travel-australia.com