2016年のアウン・サン・スーチー国家顧問が率いる新政権で民主化が加速している。
ミャンンマーゲームでおなじみのミャンマー!
「ミャンマー」と一人ずつ順番に数を増やしながら早口で発声して噛んだ人の負け、というミャンマーゲーム。皆さんもやったことありますよね!?
そんなミャンマーは過去50年にわたり国際経済から隔離され、数々の民族がぶつかり合う大変な状態が続いていました。ミャンマーを独立に導いた英雄の娘であり、非暴力活動家であるアウン・サン・スーチーという名は中学校か高校の教科書にも出てくるほど有名ですよね。
そんなアウン・サン・スーチー氏が率いる新政権が昨年発足し民主化や国際外交が活発になっているのです。
ちなみに博多ラーメン「一風堂」も今春ミャンマーに初出店するそうです!グローバルな感じがすごいですね
2つの成長国に挟まれるミャンマー
ミャンマーは中国とインドという2つの成長著しい国に挟まれています。中国の経済状況はなんとも言えないものがありますが、中国国内の投資家は依然として強い資金力を持っています。中国側からするとミャンマーはインド洋に抜ける為キープしたいところ。中国からミャンマーを通り、インド洋に抜けるパイプラインも工業団地も中国企業によるもので巨額な投資が行われている。さらにこれをけん制するインドも隣接地域に投資を開始するなど、2つの大国をうまく使い資金流入を活発化させている。
かつての栄華を取り戻せるか
さらにミャンマー国内では、かつてアジア最高のホテルと謳われた「ストランド」を取り戻そうという動きもある。国とともに衰退していたものの、民主化を皮切りに改装工事を行い最新設備のクラシックホテルとして生まれ変わったそう。まだまだ観光業は伸び悩んでいるそうですが、頑張って欲しいですね。
いいことばかりでもない。
ミャンマーがここ数十年歩んできた道は大変なものだったわけです。そう言った状況下でミャンマー国境付近のタイに避難する人も大勢いました。
そうしたミャンマー避難民は様々な慈善団体に支援されて来ました。特に教育ということに関して学校や教員への給料が支援金から賄われ、未来ある子供達に教育を受けさせようと多くの人が活動してきました。
しかし、新政権発足にともない支援の先はミャンマー国内に移っていきます。
そして現在、そのことは避難民の子供達が通う学校の閉鎖につながっています。学校側は経費、教員への給料が払えずです。
ジレンマと、敢えて。
そもそも国から去っていった人たちなので、、、という見方もできるかもしれません。
ちなみに国内の識字率は9割を超えるそうなのでむしろしっかりやっているというようにも思えます。
このジレンマというのは慈善活動の本質はどこなのかということです。目の前の一人を助けると後ろの2人は野たれ死ぬ。じゃあ2人を救えばいいというはしでもないですね。
事実を知っておくことはきっと大切ですよね。。。